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農家になるには? 農業で田舎暮らしを満喫するには? 無計画な田舎暮らしはじめて農業経営10年目、なりゆき農家の筆者が語る、日本の田舎と農村の、夢と現実。失敗しない新規就農、成功する田舎暮らしのコツ。兼業農家からアグリビジネスまで。 |
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ここからつづき
田舎農民の心理3 終わってることの恐怖、あきらめ連帯感 
なりゆき農家、なりゆき農村には、今、「あきらめ連帯感」のようなものが漂っています。
今の農村を構成する、団塊の世代以降の人達の歴史を、すこし考えてみましょう。我々はみな、学校を卒業して、自分のこれからの将来を決める時期が、高度成長期からバブルへの大経済成長期にあったっていました。そんな時代ですから、同級生の多くは、より豊かな夢が掴める都会へ働きに出かけていきました。
一方、農村に残った人達は、どうでしょう。そもそも、農村に残ったのは、勉強が出来ないから、親をブッちぎれなかったとか、貧乏だったから、理由はいろいろありますが、多かれ少なかれ農業に誇りをもって、農業を選んだわけです。おりしも農業業界は技術的革新の時代で、土地改良事業による機械化農業や施設園芸の普及など、夢と希望にあふれる時代でした。
しかし、しばらくすると、その農村の夢と希望が、いくつかの矛盾をはらみ、上手く実現できないことが、わかってきたのです。そこで、改革意識をもって、技術の改革、組織の改革、農村の改革につとめながら、とりあえずがんばっていれば、そのうち良くなることを信じて、営農を続けてきたのです。
しかし、フト気がつくと、世の中は、構造改革やら市場開放やらで、経済をとりまく環境が急激に変化して、その波が田舎にもおしよせてきているのです。米価の暴落、外国産農産物の流入、自由貿易協定の拡大、価格破壊、流通システムの変革、補助金の廃止、コンプライアンス、付加価値の認証制、何でも自己責任・・・おしなべて、ごくふつうのなりゆき農民にとっては、難しい課題ばかりで、決して良い話しではありません
。もっとも、こんな時代の変革期こそチャンスだ!と言う人や,実際そう考えてビジネス的に展開している農家も一部にはあります。
しかし、一般の農家にとっては、要求されている課題が、あまりにも高度すぎて、ごくふつうの田舎のなりゆき農民では、手に負えないのです。
なんだか、できないことばかりを要求され、これができないならヤメなさい!と、世のなかの流れから言われているような、そんな感じです。
日本のフツーの農家はダメだ!甘えてる!腐ってる!なんて論調も多く見受けられる昨今、農家自身が、かなり自信喪失しヘコんでいます。農家がアイデンテティを喪失しかけているような感じです
。
そんな時、都会のビジネスマンやら企業だったら、新時代の農業を展開していけるのだろうなと想像し、一方で、あらためて、自分の非力さに気付き、それをあきらめて受け入れるしかないのです。
自分たちが、精一杯やってきたことの、どこがいけなかったのか? 大儲けはできなくてもいいから、せめて、サラリーマン並みに暮していけるだけの経済状態に、どうしてならないのか? 負け組のなりゆき農家は、考えても考えてもわからないのです。わかれば、こんな状況から抜け出せます。考えてもわからないし、自分たちは悪いことはしてないし、ずっとまじめにやってきました。でも世の中の流れを見ると、それが報われることは、もうないだろう、とあきらめかけています。農業で生き残るための方向には、もう自分たちは力を出せないのではないか・・・・そんな、あきらめをみな共有しているのです。
もちろん「どうしたらいいぺっか、このままじゃ農業ダメだぞ」と顔を合わせれば言います。都会の人や行政関係者は、「これからは農業だ!」と、ハッパをかけます。しかし、当の田舎のなりゆき農民は根底では、あきらめ連帯感ができあがっているのです。奥深いところでは、完全、終わってます。
今、多くの農村では、あきらめの連帯感で、農村社会や農村環境が、ぎりぎり維持されてると思います。
前世紀の経済成長期のような、夢があった時代の、前向きな連帯感−−−−−みんなで豊かになるために、切磋琢磨してそれぞれの家族経営をがんばり、共同作業でできるところはやって、みんなが活き活きとした農村を作ろう! みたいな、前向きの連帯感ではありません。もう、消えてなくなりそうな、終末を迎えるための静かなあきらめ・・・そんな方向を向いた連帯感が漂っているのです
。
なりゆき農家、なりゆき農村には、今、「あきらめ連帯感」のようなものが漂っています。
今の農村を構成する、団塊の世代以降の人達の歴史を、すこし考えてみましょう。我々はみな、学校を卒業して、自分のこれからの将来を決める時期が、高度成長期からバブルへの大経済成長期にあったっていました。そんな時代ですから、同級生の多くは、より豊かな夢が掴める都会へ働きに出かけていきました。
一方、農村に残った人達は、どうでしょう。そもそも、農村に残ったのは、勉強が出来ないから、親をブッちぎれなかったとか、貧乏だったから、理由はいろいろありますが、多かれ少なかれ農業に誇りをもって、農業を選んだわけです。おりしも農業業界は技術的革新の時代で、土地改良事業による機械化農業や施設園芸の普及など、夢と希望にあふれる時代でした。
しかし、しばらくすると、その農村の夢と希望が、いくつかの矛盾をはらみ、上手く実現できないことが、わかってきたのです。そこで、改革意識をもって、技術の改革、組織の改革、農村の改革につとめながら、とりあえずがんばっていれば、そのうち良くなることを信じて、営農を続けてきたのです。
しかし、フト気がつくと、世の中は、構造改革やら市場開放やらで、経済をとりまく環境が急激に変化して、その波が田舎にもおしよせてきているのです。米価の暴落、外国産農産物の流入、自由貿易協定の拡大、価格破壊、流通システムの変革、補助金の廃止、コンプライアンス、付加価値の認証制、何でも自己責任・・・おしなべて、ごくふつうのなりゆき農民にとっては、難しい課題ばかりで、決して良い話しではありません
しかし、一般の農家にとっては、要求されている課題が、あまりにも高度すぎて、ごくふつうの田舎のなりゆき農民では、手に負えないのです。
なんだか、できないことばかりを要求され、これができないならヤメなさい!と、世のなかの流れから言われているような、そんな感じです。
日本のフツーの農家はダメだ!甘えてる!腐ってる!なんて論調も多く見受けられる昨今、農家自身が、かなり自信喪失しヘコんでいます。農家がアイデンテティを喪失しかけているような感じです
そんな時、都会のビジネスマンやら企業だったら、新時代の農業を展開していけるのだろうなと想像し、一方で、あらためて、自分の非力さに気付き、それをあきらめて受け入れるしかないのです。
自分たちが、精一杯やってきたことの、どこがいけなかったのか? 大儲けはできなくてもいいから、せめて、サラリーマン並みに暮していけるだけの経済状態に、どうしてならないのか? 負け組のなりゆき農家は、考えても考えてもわからないのです。わかれば、こんな状況から抜け出せます。考えてもわからないし、自分たちは悪いことはしてないし、ずっとまじめにやってきました。でも世の中の流れを見ると、それが報われることは、もうないだろう、とあきらめかけています。農業で生き残るための方向には、もう自分たちは力を出せないのではないか・・・・そんな、あきらめをみな共有しているのです。
もちろん「どうしたらいいぺっか、このままじゃ農業ダメだぞ」と顔を合わせれば言います。都会の人や行政関係者は、「これからは農業だ!」と、ハッパをかけます。しかし、当の田舎のなりゆき農民は根底では、あきらめ連帯感ができあがっているのです。奥深いところでは、完全、終わってます。
今、多くの農村では、あきらめの連帯感で、農村社会や農村環境が、ぎりぎり維持されてると思います。
前世紀の経済成長期のような、夢があった時代の、前向きな連帯感−−−−−みんなで豊かになるために、切磋琢磨してそれぞれの家族経営をがんばり、共同作業でできるところはやって、みんなが活き活きとした農村を作ろう! みたいな、前向きの連帯感ではありません。もう、消えてなくなりそうな、終末を迎えるための静かなあきらめ・・・そんな方向を向いた連帯感が漂っているのです
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