|農業|田舎|事典[こ] 呼吸 こきゅう [植物]

呼吸　こきゅう

　植物は二酸化炭素を吸って、光合成をして、酸素を吐きます。

　動物は酸素を吸って、呼吸をして、二酸化炭素を吐きます。

　植物も酸素を吸って、呼吸をして、二酸化炭素も吐きます。

　！！それで二酸化炭素が増えすぎちゃったのか！！　・・・・違うって

　ポイントは植物の呼吸。光合成のことばかり考えて、フト忘れがちなのは、植物も呼吸をしてるってことですねぇ。細胞が活動する限り、呼吸するのです。

　酸素＋ブドウ糖　→　水＋二酸化炭素＋おつり（エネルギー）

　この化学変化でエネルギーのおつりが出る。このオツリが燃焼であり生物の命の源のエネルギー。そして、この反応のことを呼吸というのじゃ。
　そして、呼吸の逆方向の反応が光合成なのじゃ。

　ひかり（エネルギー）＋水＋二酸化炭素　→　酸素＋ブドウ糖

　植物細胞は光合成と呼吸の両方の活動をしていて、全体を見れば、光合成活動の方が多くて、総決算としては、酸素をたくさん吐いてるってことなんですね。

　植物の呼吸と言えば、いちばん大事なのは、根っこの呼吸でしょう。

　植物の根っこは常に成長し続けて常に新鮮でいないと、養分が吸えません。成長するには呼吸活動がとても大事です。
　そうでなくても土の中は、微生物で満員で、微生物もみな呼吸してるので、とにかく酸素が足らない！　そこで、土の中に空気をどんどん送らないといけないのです。
　だから耕すんですね。