[れ] 連帯保証人 [田舎]

連帯保証人れんたいほしょうにん
　新規就農資金や農地等取得資金を借りる場合、認定就農者や３条資格のゲットが必須だが、もうひとつのハードルが、金融機関との交渉である。
　普及センターや農業委員の協力で経営計画を作っていれば、たいてい金融機関でもパスするはず。だが、今後はますます金融環境が厳しくなることから、むしろ、農協や農林漁業金融公庫の担当にはじめから経営計画を数字を見せながら相談するのもよい。特に公庫は厳しいビジネスの目で、計画を査定してくれるはずだ。
　さて、最後の問題は、連帯保証人である。
　私のバアイ１０年前農地等取得資金を農協経由で融資を受けたが、その時は、「農協支所管内の資産ある人じゃないとダメ！」と言うことだった。幸い、既に地域に根をおろし自主研修で１００坪農園や農業バイトでがんばっていたので「こいつなら」ということで快く引き受けてくださる先輩がいてたすかった。しかし、今私の経営がイマイチぱっとしないので、保証人の先輩に会うと、心苦しい限りである。（償還はまだまだつづくのじゃ）
　地元の人が保証人になってくれれば、いろいろな意味で地元で認められたということなので光栄なことでもある。しかし、お互い長〜い付き合いになる地元民どうしなので、償還期間が長ければ、自分の親戚とかのほうが気が楽である。
　最近、公庫から融資を受けた脱サラの知人は遠くはなれた出身地の親戚（資産持ち）を連帯保証人として書類をとおしてもらった。けっきょくは金融機関の支店の判断になるのだろう。
　また、農協での連帯保証を肩代わりする、農業信用基金協会もある（保証料を払う）が、私の地域では、これだけではダメみたいで、信用基金に入れてさらに地元の連帯保証人ひとり、という方針のようだ。地域によっていろいろだろうが、連帯保証人の確保は、だいじなポイントであることにまちがいない。