農家になるには? 農業で田舎暮らしを満喫するには? 無計画な田舎暮らしはじめて農業経営10年目、なりゆき農家の筆者が語る、日本の田舎と農村の、夢と現実。失敗しない新規就農、成功する田舎暮らしのコツ。兼業農家からアグリビジネスまで。 |
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「 あえて狙う低所得なりゆき就農」からつづき
「どうせ低所得なら都会のサラリーマンより農家のほうがマシ」という、モチベーションの低い、経済的には後ろ向きな理由で、なりゆき就農を希望する人は、密かにいると思います。
だって、考えれば考えるほど、成功するアグリビジネスなんて、素人に手がでる分野ではないですよね。農業生産以外にも、営業やマーケティングや、流通やら、webやらなんやら勉強して、とてもじゃないけど、やる気200%のスーパーマンでないと、できません。
そもそも、あまり人付き合いしたくないから農業はじめたいのに・・・って人だっているでしょう。そんなド素人の一般ピーポーには、アグリビジネスなんて無理なんです。でも、ふつ〜のなりゆき農業なら素人でもできます。ただし、低所得でよければ。
なんとなくずるい、農業問題の解決にならない、経営者としては失格・・・などの理由で、わざと「低所得なりゆき農家」を狙うのは、気が引けるかもしれません。もちろん、国や行政は「低所得なりゆき農家」の新規就農を推奨していませんので、低所得目指してます!なんて公言はしないでくださいね。あくまで建前は、地域の標準的な営農類型を出発点に、将来的に認定農家を目指します!と言いましょう。
「低所得なりゆき農家」はモチベーションは低めですが、もちろん、まじめに農業をやるのが前提です。まじめにやるけど、ホンネの目標は手取り年収(農業所得)250万程度。政府が目標とする他産業なみの収入(農業所得400万〜800万以上)はあえて目指さない、そんなコースです。
行政の用意する新規就農マニュアルなどでは新規就農5年後の経営目標が売上げ800万前後とかなっていますが、就農計画の書類にそう書いても「低所得なりゆき農家」の本音では、売上400万円くらいです。
売上げ500万以上狙おうとすると、一年中無休で残業して働く→営業などもビジネス的展開をする→自然と規模が拡大する→借り入れが増える・・・・というドツボにはまります。ここで素晴らしいビジネスのアイデアをもっていればいいのですが、なりゆきですと、「働けば働くほど、働かなくてはならない」というワナにはまります。
ですから、できるだけ下を見ましょう。気楽に行く「低所得なりゆき農家」は最高でも売上げ500万が限界です。
500万は最高値ですので、平均売上げは400万くらいみてください。悪い年は300万です。
400万売り上げたとして、最低経費150万、農業所得250万。ここからさらに償還元金25万、租税公課(国民年金・国民健康保険)25万円を引いて、残り生活費が200万円です。経費が多めにかかってしまう時は、借金(掛け買い等)で経費をまかなうか、生活費を削るか、です。
足らないぶんはバイトで補い、カミさんのパート代で子供の教育費を貯めるのが夢です。
バイトやパートに行くぐらいなら、夫婦で農業でがんばればいいのに!と思うでしょう・・・そこがワナです(笑) かみさんと一緒に働くとケンカばかりってのもありますし(汗)
農業は、がんばればがんばるほど、売上は確かに上がりますが、がんばるってことは、お金を使うってことでもあるのです。中途半端に売上が上がっても、経費や生活費がしっかりあがります。売上げと収入は全然比例しません。ところが、バイトは行って時間をかけたぶん確実にお金になります。農業は働いたからって、必ずしも金になりません。かえってがんばらないほうが手取りが多いことだってあります。このヘンが、秘密のポイントです(笑)
がんばらなくても金になる可能性がある・・・
実は、そこが農業のマジックなんです。そう、「自分は働かなくても。植物がかってに育ってくれる」のです。
ふつう言われるのは、「人が手間をかければかけるほど、作物は応えてくれる」・・です。これは、付加価値のコピーとしてはまぁまぁですが、必ずしも事実ではありません。思い切り手抜きしたほうが、いい結果になることもあるのです。
ようは、技術の方向性を間違わないことです。できるだけ手をかけずに、作物がマズマズ育つ技術や段取りを常に考える。それを経営の唯一のポリシーにしてください。「家で寝てても、植物はかってに育つ・・」このことを利用して、ギリギリの労働でギリギリの収益をあげましょう。
低所得なりゆき農家として生活していくなら、手抜きしても収穫できる技術の確立、そして、最低限のことだけをやる段取りのたて方が、とても大切になるのです。
[参照]→低所得なりゆき農家の経営例と、もっと働く経営改善計画
「どうせ低所得なら都会のサラリーマンより農家のほうがマシ」という、モチベーションの低い、経済的には後ろ向きな理由で、なりゆき就農を希望する人は、密かにいると思います。
だって、考えれば考えるほど、成功するアグリビジネスなんて、素人に手がでる分野ではないですよね。農業生産以外にも、営業やマーケティングや、流通やら、webやらなんやら勉強して、とてもじゃないけど、やる気200%のスーパーマンでないと、できません。
そもそも、あまり人付き合いしたくないから農業はじめたいのに・・・って人だっているでしょう。そんなド素人の一般ピーポーには、アグリビジネスなんて無理なんです。でも、ふつ〜のなりゆき農業なら素人でもできます。ただし、低所得でよければ。
なんとなくずるい、農業問題の解決にならない、経営者としては失格・・・などの理由で、わざと「低所得なりゆき農家」を狙うのは、気が引けるかもしれません。もちろん、国や行政は「低所得なりゆき農家」の新規就農を推奨していませんので、低所得目指してます!なんて公言はしないでくださいね。あくまで建前は、地域の標準的な営農類型を出発点に、将来的に認定農家を目指します!と言いましょう。
「低所得なりゆき農家」はモチベーションは低めですが、もちろん、まじめに農業をやるのが前提です。まじめにやるけど、ホンネの目標は手取り年収(農業所得)250万程度。政府が目標とする他産業なみの収入(農業所得400万〜800万以上)はあえて目指さない、そんなコースです。
行政の用意する新規就農マニュアルなどでは新規就農5年後の経営目標が売上げ800万前後とかなっていますが、就農計画の書類にそう書いても「低所得なりゆき農家」の本音では、売上400万円くらいです。
売上げ500万以上狙おうとすると、一年中無休で残業して働く→営業などもビジネス的展開をする→自然と規模が拡大する→借り入れが増える・・・・というドツボにはまります。ここで素晴らしいビジネスのアイデアをもっていればいいのですが、なりゆきですと、「働けば働くほど、働かなくてはならない」というワナにはまります。
ですから、できるだけ下を見ましょう。気楽に行く「低所得なりゆき農家」は最高でも売上げ500万が限界です。
500万は最高値ですので、平均売上げは400万くらいみてください。悪い年は300万です。
400万売り上げたとして、最低経費150万、農業所得250万。ここからさらに償還元金25万、租税公課(国民年金・国民健康保険)25万円を引いて、残り生活費が200万円です。経費が多めにかかってしまう時は、借金(掛け買い等)で経費をまかなうか、生活費を削るか、です。
足らないぶんはバイトで補い、カミさんのパート代で子供の教育費を貯めるのが夢です。
バイトやパートに行くぐらいなら、夫婦で農業でがんばればいいのに!と思うでしょう・・・そこがワナです(笑) かみさんと一緒に働くとケンカばかりってのもありますし(汗)
農業は、がんばればがんばるほど、売上は確かに上がりますが、がんばるってことは、お金を使うってことでもあるのです。中途半端に売上が上がっても、経費や生活費がしっかりあがります。売上げと収入は全然比例しません。ところが、バイトは行って時間をかけたぶん確実にお金になります。農業は働いたからって、必ずしも金になりません。かえってがんばらないほうが手取りが多いことだってあります。このヘンが、秘密のポイントです(笑)
がんばらなくても金になる可能性がある・・・
実は、そこが農業のマジックなんです。そう、「自分は働かなくても。植物がかってに育ってくれる」のです。
ふつう言われるのは、「人が手間をかければかけるほど、作物は応えてくれる」・・です。これは、付加価値のコピーとしてはまぁまぁですが、必ずしも事実ではありません。思い切り手抜きしたほうが、いい結果になることもあるのです。
ようは、技術の方向性を間違わないことです。できるだけ手をかけずに、作物がマズマズ育つ技術や段取りを常に考える。それを経営の唯一のポリシーにしてください。「家で寝てても、植物はかってに育つ・・」このことを利用して、ギリギリの労働でギリギリの収益をあげましょう。
低所得なりゆき農家として生活していくなら、手抜きしても収穫できる技術の確立、そして、最低限のことだけをやる段取りのたて方が、とても大切になるのです。
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