農家になるには? 農業で田舎暮らしを満喫するには? 無計画な田舎暮らしはじめて農業経営10年目、なりゆき農家の筆者が語る、日本の田舎と農村の、夢と現実。失敗しない新規就農、成功する田舎暮らしのコツ。兼業農家からアグリビジネスまで。 |
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「サラリーマン社会のやる気ストレス」からつづき
「過度のやる気主義」あるいは「やる気禁止主義」そんな、ストレスから解放され、自分の裁量で自由にやる気を発揮できる仕事として、農業を始めてみませんか?
ほんとに農業の自由って、素晴らしいです。
日の出から日没まで精一杯働いて、でも疲れたら休みたい時に休み、バカみたいに毎日スーツに身を固めたり化粧したりしなくていいし、気が向かなきゃ人としゃべらなくても良いし、しゃべりたければ年寄りと半日井戸端会議すればいいし、誰の目も気にせず自然の中でのびのびとやる気を発揮して・・・・
ところが、気がつくと、やる気を出しても出しても、農協の口座の数字が増えていかないのは何故???
Q:「サラリーマンやめて、失敗したかなぁ」と思ったことが、一度でもある?(正直に答えてくださいネ)
このように質問されたら、就農3年後以上経過している脱サラ就農者のほとんど、が「はい」と答えてしまうでしょう(爆)
統計をとったわけではありませんが、少なくとも私はもちろん私の周囲の脱サラ農家は、そういう感じです。ストレスと引き換えにだとしても、決められた給料を貰い、安定した生活を送ることは、ほんとにスゴイとことです。脱サラ農家ですら、一度はサラリーマンに憧れるわけです(爆)それくらいサラリーマン社会というのはよくできた仕組みなのです。
さて、脱サラ農家が、サラリーマン時代を懐かしむようになる頃には、農業へのやる気やモチベーションが営農開始時の、120%から90%ぐらいに落ちていると思います。
それは、ナチュラルなやる気で何でも上手くいった就農蜜月時代が終わりを告げ、次ぎのステージに入っていることを、意味しています。
サラリーマン社会を懐かしく思う最大の理由は、もちろん、収入の安定性の話なのですが、蜜月時代が終わり、やる気とモチベーションがちょっと落ちるのは、実は、あることに気づくからです。それは農業だからといって、おさらばしたはずのサラリーマン社会のストレスと無縁ではないということです。
作物の出来不出来や農業の失敗については、自分の行動の結果だし、不可思議な自然のことなので、それにはあんまりストレスは感じないかもしれません。
新規就農して数年すると、むしろ、自分の経営の農村社会での位置づけみたいなことが少なからず出てくるので、そこがまずストレスの発生源になります。農業も経済社会の中のひとつの行動ですから、当然いろいろあるわです。
たとえば、自分の経営を守るためには、周囲の農家を押しのけて勝ち組正義の理屈を振りかざす必要があるとか、同じ生産組合の中のやる気の無い農家が(思いたくなくても)アホに思えてしまうとか、役場の人に規模拡大して認定農家になるようプレッシャーをかけられるとか、そんな「やる気重視」で生じるストレス。あるいは、思考停止して暖簾に腕押しのような農協とか、出る杭は打つ風潮を頑に守る農村社会の「やる気禁止」で生じるストレスとか・・・・。
やる気を出してても、やる気を出さなくても、サラリーマンでも自営でも、結局、どかこで摩擦は生じるのです。社会ですから、当然なんですけど。
このように、就農蜜月が終わり次ぎのステージに入る段階で、農業に対してストレスを感じたり、モチベーションが低下する時が訪れます。
就農蜜月時代が終わった時、どうやって、自分と向き合っていけばいいか? 気持ちのコントロールが必要になってくるのです。
やる気まんまんの新規就農希望者にはピンと来ない話かもしれませんが、予め知っておいたほうが、いいことだと思いますので、フーンそんなもんかねぇ、と言う感じでいいので、頭のスミに置いておいてくださいネ。
就農蜜月時代が終り、農業にもストレスがたくさんあったことを直視した時、まず気をつけなくてはいけないのは、「自分を責めない」ということです。
ストレスから逃れるためにはじめた農業なのにストレスを感じてしまう自己矛盾とか、自分の計画が甘かったという自己否定とかをしてしまいがちです。地元の農村社会を巻き込んで鳴りもの入りで新規就農したのに今更モチベーションが下がるなんて申し訳ないとか、脱サラまでしてはじめた農業にちょっとでもマイナスイメージを持ってしまうことは、自分で許せない!
脱サラで新規就農をするような人は、多かれ少なかれ、理想や思い入れやイデオロギーやポリシーを持っているので、ここが頑張り時だとばかりに、農業や田舎暮しから受けるストレスを無視したり、田舎にはストレスが存在しないはずだ!と自分に言い聞かせてしまいます。
農業や田舎暮しなのに、ストレスを感じるなんて、都会の人に申し訳ない。せっかく、脱サラしてるんだから、がんばらないと。やる気さえあれば、なんだって乗り切れる! その決意で農業をはじめたんじゃないのか? おいオレ! 今更なにを言うんだ! みたいな、マインドコントロールをしてしまいがちです。
しかし、確実に根っこを張るようなストレスがあることや、モチベーションの低下やヤル気喪失の事実にフタをしてはいけません。そのへんの自己矛盾を、素直に見つめなくてはいけません。
そうでなくても、農業は、常日頃アブナイ橋を渡っています。
農業は自然に裏切られることが多いと書きました。それは突然やってきます。そんな時は、どうしようもない無力感に襲われ、次ぎの瞬間、来月からどうやって生活しようと言う経済問題に直結します。それをきっかけに、悪いことばかり考え出すと、すべてが不安になってきます。
前向きに考えられなくなったとたんに、常に「黒ひげ危機一発」のようなストレスの連続状態におかれるのが、農業経営というものです。もし、なんかの拍子で、農業経営に対して悲観的な精神傾向になってしまった時、次々とやってくるストレスを、やる気でもって強引にカバーしようとすると「黒ひげ危機一発」が始まってしまいます。「黒ひげ」のゲームに参加している以上、いつかは、ドカンと飛び出してしまいます。
自分で選んだ道だからという気概はわかりますが、農業を過度に目的化したり、自分的に神格化したり、農業をやることを正当化するあまりヤル気と根性を押し通すと、「黒ひげ」が飛び出した時に、文字通り農業に殉職することになりかねませんので、注意しましょうネ。
「過度のやる気主義」あるいは「やる気禁止主義」そんな、ストレスから解放され、自分の裁量で自由にやる気を発揮できる仕事として、農業を始めてみませんか?
ほんとに農業の自由って、素晴らしいです。
日の出から日没まで精一杯働いて、でも疲れたら休みたい時に休み、バカみたいに毎日スーツに身を固めたり化粧したりしなくていいし、気が向かなきゃ人としゃべらなくても良いし、しゃべりたければ年寄りと半日井戸端会議すればいいし、誰の目も気にせず自然の中でのびのびとやる気を発揮して・・・・
ところが、気がつくと、やる気を出しても出しても、農協の口座の数字が増えていかないのは何故???
Q:「サラリーマンやめて、失敗したかなぁ」と思ったことが、一度でもある?(正直に答えてくださいネ)
このように質問されたら、就農3年後以上経過している脱サラ就農者のほとんど、が「はい」と答えてしまうでしょう(爆)
統計をとったわけではありませんが、少なくとも私はもちろん私の周囲の脱サラ農家は、そういう感じです。ストレスと引き換えにだとしても、決められた給料を貰い、安定した生活を送ることは、ほんとにスゴイとことです。脱サラ農家ですら、一度はサラリーマンに憧れるわけです(爆)それくらいサラリーマン社会というのはよくできた仕組みなのです。
さて、脱サラ農家が、サラリーマン時代を懐かしむようになる頃には、農業へのやる気やモチベーションが営農開始時の、120%から90%ぐらいに落ちていると思います。
それは、ナチュラルなやる気で何でも上手くいった就農蜜月時代が終わりを告げ、次ぎのステージに入っていることを、意味しています。
サラリーマン社会を懐かしく思う最大の理由は、もちろん、収入の安定性の話なのですが、蜜月時代が終わり、やる気とモチベーションがちょっと落ちるのは、実は、あることに気づくからです。それは農業だからといって、おさらばしたはずのサラリーマン社会のストレスと無縁ではないということです。
作物の出来不出来や農業の失敗については、自分の行動の結果だし、不可思議な自然のことなので、それにはあんまりストレスは感じないかもしれません。
新規就農して数年すると、むしろ、自分の経営の農村社会での位置づけみたいなことが少なからず出てくるので、そこがまずストレスの発生源になります。農業も経済社会の中のひとつの行動ですから、当然いろいろあるわです。
たとえば、自分の経営を守るためには、周囲の農家を押しのけて勝ち組正義の理屈を振りかざす必要があるとか、同じ生産組合の中のやる気の無い農家が(思いたくなくても)アホに思えてしまうとか、役場の人に規模拡大して認定農家になるようプレッシャーをかけられるとか、そんな「やる気重視」で生じるストレス。あるいは、思考停止して暖簾に腕押しのような農協とか、出る杭は打つ風潮を頑に守る農村社会の「やる気禁止」で生じるストレスとか・・・・。
やる気を出してても、やる気を出さなくても、サラリーマンでも自営でも、結局、どかこで摩擦は生じるのです。社会ですから、当然なんですけど。
このように、就農蜜月が終わり次ぎのステージに入る段階で、農業に対してストレスを感じたり、モチベーションが低下する時が訪れます。
就農蜜月時代が終わった時、どうやって、自分と向き合っていけばいいか? 気持ちのコントロールが必要になってくるのです。
やる気まんまんの新規就農希望者にはピンと来ない話かもしれませんが、予め知っておいたほうが、いいことだと思いますので、フーンそんなもんかねぇ、と言う感じでいいので、頭のスミに置いておいてくださいネ。
就農蜜月時代が終り、農業にもストレスがたくさんあったことを直視した時、まず気をつけなくてはいけないのは、「自分を責めない」ということです。
ストレスから逃れるためにはじめた農業なのにストレスを感じてしまう自己矛盾とか、自分の計画が甘かったという自己否定とかをしてしまいがちです。地元の農村社会を巻き込んで鳴りもの入りで新規就農したのに今更モチベーションが下がるなんて申し訳ないとか、脱サラまでしてはじめた農業にちょっとでもマイナスイメージを持ってしまうことは、自分で許せない!
脱サラで新規就農をするような人は、多かれ少なかれ、理想や思い入れやイデオロギーやポリシーを持っているので、ここが頑張り時だとばかりに、農業や田舎暮しから受けるストレスを無視したり、田舎にはストレスが存在しないはずだ!と自分に言い聞かせてしまいます。
農業や田舎暮しなのに、ストレスを感じるなんて、都会の人に申し訳ない。せっかく、脱サラしてるんだから、がんばらないと。やる気さえあれば、なんだって乗り切れる! その決意で農業をはじめたんじゃないのか? おいオレ! 今更なにを言うんだ! みたいな、マインドコントロールをしてしまいがちです。
しかし、確実に根っこを張るようなストレスがあることや、モチベーションの低下やヤル気喪失の事実にフタをしてはいけません。そのへんの自己矛盾を、素直に見つめなくてはいけません。
そうでなくても、農業は、常日頃アブナイ橋を渡っています。
農業は自然に裏切られることが多いと書きました。それは突然やってきます。そんな時は、どうしようもない無力感に襲われ、次ぎの瞬間、来月からどうやって生活しようと言う経済問題に直結します。それをきっかけに、悪いことばかり考え出すと、すべてが不安になってきます。
前向きに考えられなくなったとたんに、常に「黒ひげ危機一発」のようなストレスの連続状態におかれるのが、農業経営というものです。もし、なんかの拍子で、農業経営に対して悲観的な精神傾向になってしまった時、次々とやってくるストレスを、やる気でもって強引にカバーしようとすると「黒ひげ危機一発」が始まってしまいます。「黒ひげ」のゲームに参加している以上、いつかは、ドカンと飛び出してしまいます。
自分で選んだ道だからという気概はわかりますが、農業を過度に目的化したり、自分的に神格化したり、農業をやることを正当化するあまりヤル気と根性を押し通すと、「黒ひげ」が飛び出した時に、文字通り農業に殉職することになりかねませんので、注意しましょうネ。
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