農家になるには? 農業で田舎暮らしを満喫するには? 無計画な田舎暮らしはじめて農業経営10年目、なりゆき農家の筆者が語る、日本の田舎と農村の、夢と現実。失敗しない新規就農、成功する田舎暮らしのコツ。兼業農家からアグリビジネスまで。 |
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[新規就農概論] 脱サラ農家のヤル気操作法
[2025/01/22] [PR]
[2007/04/25] 就農蜜月時代とミラクルなやる気
[2007/04/26] やる気のないサラリーマンとやる気の農業
[2007/04/26] 日本のストレスはサラリーマンのストレス
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農業をやっていくのに、いちばん大切なことは何でしょう?
土作り? 経営感覚? 栽培技術? 収支計算? 付加価値? ・・・どれもそれなりに大切だとしても、一番の座は、とれません。
では、永遠のランキングno1は?
「やる気」です
な〜んだそんなもの、アタリマエじゃん! このサイトを読んでくださっている方は、たぶんそう思われると思います。
とくに、脱サラをしてまで農家になって農業をはじめようという人は、やる気に満ちあふれていると思います。
脱サラ → 農業開始という、人生の一大イベントは、恐ろしくたいへんな作業です。でもいざ、やると決めて、アクションを開始すれば、「たいへんだぁー」なんて、あまり思わないでしょう。新規就農して営農開始の基盤を築く期間は、たいへんだなんて思ってる暇が無いからです。そしてなにより、何でも楽しくできてしまう「やる気」に満ちあふれているはずだからです。
都会の非農家出身者が田舎で農家になることは、人生の180度の転換の一大事です。決定を下すまでは、慎重にことを運ぶ必要があります。
ただ、決めてしまえば、あとは迷わず進むだけで、悩むことはないでしょう。「やりたい気持ち」のパワーが、自分を引っ張っていってくれます。
不慣れな肉労にも、体は自然とついていきます。
不安に思っていた農村でのコミュニケーションも楽しくこなせます。
なにより、心配していた作物の出来の感触が思った以上に悪くない
就農してはじめのウチは、希望に満ちあふれていますし、どちらかというと、良いことばかり起こると思います。それは、ものすごい「やる気」パワーがあなたを牽引しているからなのです。
こうした就農初期の、あなたをスーパーマンにして、良い結果を呼び寄せてしまうミラクルなヤル気に満ちあふれた時期を「就農蜜月時期」と呼びましょう。
就農蜜月時期をいかに充実したものにするかが、ひとつのポイントです。初期の勢いで経営の基盤をある程度築いてしまわなくてはなりません。
そのためには就農計画の立て方が、いかに重要かがわかりますね。もし、就農計画の方向性があなたにマッチしたものでないとすれば、就農蜜月時期のせっかくのパワーが、無駄になってしまいます。この時期にパワーを空回りさせてしまうことは、ある意味とりかえしのつかない損失です。ですから、就農蜜月時代に、やる気200%のパワーを活かして、いかに的確な仕事メニューをこなして営農の基盤を築くか? 就農プランを立てる時は、そのことも是非考えてみてください。
さて、ラブラブの蜜月時代があれば、当然、次にやってくるのは、倦怠期です。
脱サラ新規就農者の倦怠期? 農業に対するモチベーションが下がるなんてことは、今のアナタには想像できないかもしれません。それは、新婚さんに倦怠期の話をするようなものなので、想像できないのはあたり前です。
しかし、就農してしばらくすると、必ず、あなたの農業に対するやる気や熱意に対して、水を差すような出来事が、次々起こるようになります。始めのうちは、ミラクルやる気パワーでもって、知らず知らずのうちにクリアしていた問題が、時がたつうちに、不良問題として固定化し、あなたの田畑や経営や家庭の中で、大きな確実な問題として、ガン細胞のように確実に育ちはじめるのです。
栽培技術の不安定さ、経営上の限界、家庭の労働配分の不和・・このような問題点は、どんな経営でも多かれ少なかれあると思います。こうした問題点と、いかに、うまく付き合っていくかが、倦怠期以降の就農生活では、とても重要になります。さまざまなトラブルに向き合った時、いかにしてモチベーションを落さないかが、最大のカギとなることを、就農前から予め想像しておきましょう。
簡単なハナシ、過度に努力や根性が必要とされる無理な就農計画では破綻します。モチベーションは今よりも下がることを想定して長期計画を立てるべきなのです。
就農蜜月時代の後に来る倦怠期で、何にポイントを置いて、何に精力を傾けるか?それを就農前から予め想定しましょう。無理な計画に対して、ひたすら根性でもって努力をするだけでは、ガン細胞に栄養を与えるようなものです。倦怠期で払うべき重要な努力とは、農業に対するやる気やモチベーションをいかに下げないか?なのです。やる気を維持するための流れ作り、そこに努力や工夫を払う必要があるのです。
ほっといて新婚ラブラブ状態が続くわけではありません。夫婦関係も、良い状態をキープするために、工夫したりちょっとした努力をすることが、とても大事です。
新規就農とは、田畑や農業や農村生活と結婚するようなものです。これから農業をはじめようと思っている人は、そんなイメージで、ちょっと先まで考えてみてくださいネ。
土作り? 経営感覚? 栽培技術? 収支計算? 付加価値? ・・・どれもそれなりに大切だとしても、一番の座は、とれません。
では、永遠のランキングno1は?
「やる気」です
な〜んだそんなもの、アタリマエじゃん! このサイトを読んでくださっている方は、たぶんそう思われると思います。
とくに、脱サラをしてまで農家になって農業をはじめようという人は、やる気に満ちあふれていると思います。
脱サラ → 農業開始という、人生の一大イベントは、恐ろしくたいへんな作業です。でもいざ、やると決めて、アクションを開始すれば、「たいへんだぁー」なんて、あまり思わないでしょう。新規就農して営農開始の基盤を築く期間は、たいへんだなんて思ってる暇が無いからです。そしてなにより、何でも楽しくできてしまう「やる気」に満ちあふれているはずだからです。
都会の非農家出身者が田舎で農家になることは、人生の180度の転換の一大事です。決定を下すまでは、慎重にことを運ぶ必要があります。
ただ、決めてしまえば、あとは迷わず進むだけで、悩むことはないでしょう。「やりたい気持ち」のパワーが、自分を引っ張っていってくれます。
不慣れな肉労にも、体は自然とついていきます。
不安に思っていた農村でのコミュニケーションも楽しくこなせます。
なにより、心配していた作物の出来の感触が思った以上に悪くない
就農してはじめのウチは、希望に満ちあふれていますし、どちらかというと、良いことばかり起こると思います。それは、ものすごい「やる気」パワーがあなたを牽引しているからなのです。
こうした就農初期の、あなたをスーパーマンにして、良い結果を呼び寄せてしまうミラクルなヤル気に満ちあふれた時期を「就農蜜月時期」と呼びましょう。
就農蜜月時期をいかに充実したものにするかが、ひとつのポイントです。初期の勢いで経営の基盤をある程度築いてしまわなくてはなりません。
そのためには就農計画の立て方が、いかに重要かがわかりますね。もし、就農計画の方向性があなたにマッチしたものでないとすれば、就農蜜月時期のせっかくのパワーが、無駄になってしまいます。この時期にパワーを空回りさせてしまうことは、ある意味とりかえしのつかない損失です。ですから、就農蜜月時代に、やる気200%のパワーを活かして、いかに的確な仕事メニューをこなして営農の基盤を築くか? 就農プランを立てる時は、そのことも是非考えてみてください。
さて、ラブラブの蜜月時代があれば、当然、次にやってくるのは、倦怠期です。
脱サラ新規就農者の倦怠期? 農業に対するモチベーションが下がるなんてことは、今のアナタには想像できないかもしれません。それは、新婚さんに倦怠期の話をするようなものなので、想像できないのはあたり前です。
しかし、就農してしばらくすると、必ず、あなたの農業に対するやる気や熱意に対して、水を差すような出来事が、次々起こるようになります。始めのうちは、ミラクルやる気パワーでもって、知らず知らずのうちにクリアしていた問題が、時がたつうちに、不良問題として固定化し、あなたの田畑や経営や家庭の中で、大きな確実な問題として、ガン細胞のように確実に育ちはじめるのです。
栽培技術の不安定さ、経営上の限界、家庭の労働配分の不和・・このような問題点は、どんな経営でも多かれ少なかれあると思います。こうした問題点と、いかに、うまく付き合っていくかが、倦怠期以降の就農生活では、とても重要になります。さまざまなトラブルに向き合った時、いかにしてモチベーションを落さないかが、最大のカギとなることを、就農前から予め想像しておきましょう。
簡単なハナシ、過度に努力や根性が必要とされる無理な就農計画では破綻します。モチベーションは今よりも下がることを想定して長期計画を立てるべきなのです。
就農蜜月時代の後に来る倦怠期で、何にポイントを置いて、何に精力を傾けるか?それを就農前から予め想定しましょう。無理な計画に対して、ひたすら根性でもって努力をするだけでは、ガン細胞に栄養を与えるようなものです。倦怠期で払うべき重要な努力とは、農業に対するやる気やモチベーションをいかに下げないか?なのです。やる気を維持するための流れ作り、そこに努力や工夫を払う必要があるのです。
ほっといて新婚ラブラブ状態が続くわけではありません。夫婦関係も、良い状態をキープするために、工夫したりちょっとした努力をすることが、とても大事です。
新規就農とは、田畑や農業や農村生活と結婚するようなものです。これから農業をはじめようと思っている人は、そんなイメージで、ちょっと先まで考えてみてくださいネ。
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「就農蜜月時代とミラクルなやる気」からつづき
農政が掲げる理想的な農業経営を描くキーワードのひとつに「やる気のある農業者」というフレーズがあります。
この言葉を初めて聞いた時、就農蜜月時代でやる気マンマンの私は、「やる気のない農業者なんて存在するの?」って疑問に思ったものですが、よく考えると、家がもともと農家の後継者にとっては、農業を「やる気があるかないか?」それが、第一歩なのです。
今は多様な選択肢のある時代ですから、実家に田畑があるという理由だけで、なんとなく農業をする人はいないわけです。よっぽど農業を「やる気」にならないと、何もはじまりません。そこで「やる気のある農業者」を育てていくための農業政策がでてくるわけですね。
そして、やる気のある農業後継者以上に、やる気に満ちあふれているのが、農業フレッシュッマンである新規就農希望者の人達です。
あふれるぐらいの「やる気」に満ちた彼らにとっては、農業は、ほんとうにピッタシの仕事です。農業はやりがいにみち溢れた仕事だからです。「やる気」の受け皿である「やりがい」・・・・やりがい度で言えば、農業は最高ランクの職業のひとつです。その、理由をいくつかみてみると・・・・
新規就農しようとする人は、多かれ少なかれ、こうしたやりがいを農業に求めているはずです。自分の「やる気」を思う存分ぶつける対象として、農業を考えているでしょう。
農業に「やる気」を求めている理由は、ひょっとして、農業をやる以前の仕事環境で、「自分のやる気」が充分に発揮できていないからではないでしょうか?
サラリーマン社会では、自分のやる気を発揮できるかどうか?が、周囲の環境や組織の質によって、決められてしまいます。悪く言えば、やる気の発露の自由が奪われています。やる気になるかならないか? やる気を出すべきか出さないべきか? それを決めるのはあなたではありません。上司や会社や取引先の都合なのです。人間にとって根源的な衝動のひとつである「やる気」を出す自由が、ビジネス社会によって制約されている状態、それがサラリーマンです。たとえば、職場自体が、やる気を発揮できない雰囲気の場合もあるでしょう。また、やる気を出すべき仕事と自分の能力とがマッチしていない場合もあるでしょう。自分がやる気を最大限発揮できる作業選択の自由も奪われることがあるのです。
そんなこんなで、やる気が充分に出せない・・・そこが、今のサラリーマン生活に疑問を感じる出発点になるのです。
やる気が出せないがために、今の仕事について、できるだけ悪い解釈をするようになります。こんな仕事は、「人の役に立たない」とか「環境負荷が大きすぎる」とか「詐欺まがいだ」とかなんだかんだ今の仕事を否定する理由を探すようになります(ホントはたいがいの仕事は良い面を見れば、それなりに悪くないのですが)・・・・・そこで、よりやる気が評価されるところに転職でもできればいいのですが、そう上手くはいかない。ついに、サラリーマンなんか辞めてやる! そして農業をやるんだ! という発想になるわけです。
逆に、やる気が充分発揮され、やる気が評価され、やる気に見返りがある、そういう環境に置かれている人であれば、あまり脱サラを考えないものです。
※この稿では、「サラリーマン」という言葉を給与所得者という意味で使います(会社員だけでなく、バイトや公務員も含みます)
農政が掲げる理想的な農業経営を描くキーワードのひとつに「やる気のある農業者」というフレーズがあります。
この言葉を初めて聞いた時、就農蜜月時代でやる気マンマンの私は、「やる気のない農業者なんて存在するの?」って疑問に思ったものですが、よく考えると、家がもともと農家の後継者にとっては、農業を「やる気があるかないか?」それが、第一歩なのです。
今は多様な選択肢のある時代ですから、実家に田畑があるという理由だけで、なんとなく農業をする人はいないわけです。よっぽど農業を「やる気」にならないと、何もはじまりません。そこで「やる気のある農業者」を育てていくための農業政策がでてくるわけですね。
そして、やる気のある農業後継者以上に、やる気に満ちあふれているのが、農業フレッシュッマンである新規就農希望者の人達です。
あふれるぐらいの「やる気」に満ちた彼らにとっては、農業は、ほんとうにピッタシの仕事です。農業はやりがいにみち溢れた仕事だからです。「やる気」の受け皿である「やりがい」・・・・やりがい度で言えば、農業は最高ランクの職業のひとつです。その、理由をいくつかみてみると・・・・
- 人間にとって最も必要な食べ物を作り出す根源的な仕事である
- 全ての仕事を自分ひとり担当し、生産から販売まで、一連の流れを掌握できる。
- 土と水と一粒の種から、まるで魔法のように、お金を稼ぎ出す(こともある)
- 農作物は自分の芸術作品でもある
- オイシイとか奇麗とか、誰かに褒められたり感謝されたりする時の感動
- 自由に働くことの素晴らしさ。時間を売らない人生の価値。
- 自分の創意工夫がすぐ実行でき、結果が出る。
- すべて自分の判断でマネージメントして行動する。
- 自然と人の手が絡み合った一つの小宇宙を作り出す。
- ほとんどの農作業は、大きな達成感を伴う作業である
- 人類の自然破壊の歴史を転換させるカギを握っている(かもしれない)
- ビジネスとして大きな収入に結びつく可能性もある。
新規就農しようとする人は、多かれ少なかれ、こうしたやりがいを農業に求めているはずです。自分の「やる気」を思う存分ぶつける対象として、農業を考えているでしょう。
農業に「やる気」を求めている理由は、ひょっとして、農業をやる以前の仕事環境で、「自分のやる気」が充分に発揮できていないからではないでしょうか?
サラリーマン社会では、自分のやる気を発揮できるかどうか?が、周囲の環境や組織の質によって、決められてしまいます。悪く言えば、やる気の発露の自由が奪われています。やる気になるかならないか? やる気を出すべきか出さないべきか? それを決めるのはあなたではありません。上司や会社や取引先の都合なのです。人間にとって根源的な衝動のひとつである「やる気」を出す自由が、ビジネス社会によって制約されている状態、それがサラリーマンです。たとえば、職場自体が、やる気を発揮できない雰囲気の場合もあるでしょう。また、やる気を出すべき仕事と自分の能力とがマッチしていない場合もあるでしょう。自分がやる気を最大限発揮できる作業選択の自由も奪われることがあるのです。
そんなこんなで、やる気が充分に出せない・・・そこが、今のサラリーマン生活に疑問を感じる出発点になるのです。
やる気が出せないがために、今の仕事について、できるだけ悪い解釈をするようになります。こんな仕事は、「人の役に立たない」とか「環境負荷が大きすぎる」とか「詐欺まがいだ」とかなんだかんだ今の仕事を否定する理由を探すようになります(ホントはたいがいの仕事は良い面を見れば、それなりに悪くないのですが)・・・・・そこで、よりやる気が評価されるところに転職でもできればいいのですが、そう上手くはいかない。ついに、サラリーマンなんか辞めてやる! そして農業をやるんだ! という発想になるわけです。
逆に、やる気が充分発揮され、やる気が評価され、やる気に見返りがある、そういう環境に置かれている人であれば、あまり脱サラを考えないものです。
※この稿では、「サラリーマン」という言葉を給与所得者という意味で使います(会社員だけでなく、バイトや公務員も含みます)
「やる気ないサラリーマンのやる気農業」からつづき
※この稿では、「サラリーマン」という言葉を給与所得者という意味で使います(会社員だけでなく、バイトや公務員も含みます)
日本はサラリーマン社会です。なんと日本の仕事の85%が、サラリーマン(雇用されている者)という就業形態です。生活のために、時間で雇われて、仕事を貰い、その仕事をこなし、給料を貰って生活する。そんな給与所得者がな〜んと85%(厚生労働省平成18年版 労働経済の分析より)です。
日本人は、子供の時から、より良いサラリーマンになることこそが人生だと洗脳(笑)されてます。旧市街のアーケードや川辺りの町工場はみなシャッターをおろし、農業は衰退していますので、自営業なんて絶対もうだめだから、学歴を身につけて良いところに勤めなさい・・・それが人生の王道だと、みな信じています。新規就農なんていうと、邪道だ、ドロップアウトだ、かっこいい、うらやましい、アホだ・・・などなど特別視されます。
サラリーマン=王道という考え自体、作られたシステムのひとつで、それが人間の真実でも人間の価値でも何でも無いですよね。同じように、脱サラ農業こそが真実の生き方だ!なんてこともないわけです。だから、新規就農を特別扱いするのはヘンです。サラリーマンも新規就農も、選択肢としては、同列に並んでないといけないんです。でも、そうは言っても、「多数は正義」が最大のポリシーの日本社会ですから、やはり仕事といえば、サラリーマンです。85%です。日本社会=サラリーマン社会と言ってもいいわけです。
ではここで、日本サラリーマン社会と、やる気について、軽く考察してみます。
私のこれまでのバイトや給与所得経験から思ったことですが、日本のサラリーマン社会では、「やる気が発揮できる職場」と「やる気が発揮できない職場」の二極化が進んでいるような感じがあります。
「やる気が発揮できる職場」は、社員ひとりひとりの個性や人格が尊重されていて、個人の工夫や発想や努力を組織が吸い上げて、それを組織全体の改善に活かす仕組みが出来ています。いわゆる成果主義がうまくいっている職場です。
もし、その組織がビジネスの軌道にのれば、社員個人のやる気がますます組織の活性につながり、会社や部門全体の業績がアップし、最終的には、社員への報酬として還元されます。
こうした職場では「やる気があること」が組織内の円滑な人間関係を築く前提となっていて、もし、与えられた仕事が自分の能力や性格とズレていてやる気が発揮できないと、大きく組織から疎外されることになります。個人のやる気とやる気が常にぶつかりあい切磋琢磨されている雰囲気は極めてストレスフルでもあります。やる気レースの上位を制すればいいですが、下位にいるものは深い敗北感と屈辱感を味合わなければなりません。
「やる気の発揮できない職場」では、個人がやる気を出すと、組織のバランスが崩れてしまい、業務の流れが逆に滞ったり、触れてはいけない問題が明るみになったりします。個人は、組織の歯車として、一定の与えられた役割を果たすことを求められます。これを仕事と割り切ってしまえば給与は保証されますので、ささやかな生活を守るためには、自分の「やる気」にある程度フタをしてしまうことが非常に大切です。
それが、「大人」と呼ばれるもので、波風立てるのはやめましょうという暗黙の了解があるわけです。仕事はただ自分の時間を売るだけになり、ものを深く考えない思考停止の技術が身に付きます。思考停止しても、本能的に「やる気」はくすぶりますので、ささやかなやる気は職場以外の趣味の世界でぶつけたり、退職するまでやる気を貯蓄しておいたりとなります。
いずれのサラリーマン環境も、私は、決して否定しているわけではありません。社会の中で必要な仕事を、こなしていくための仕組みですから。
でもサラリーマン社会が抱える、この二つのタイプのやる気に関するストレスが、日本社会全体のストレスになっていることも、否めないと思います。
「やる気重視系職場」の、競争意識と、勝てば正義になる風潮
「やる気なし系職場」の、思考停止と、出る杭は打たれる風潮
こうした、個人とやる気と社会の間に生じるストレスが、日本社会の隅々に浸透しています。日本人の8割以上が、これらのストレスにまみれて毎日を送り、このストレスの上に家庭を築き子供を育ててます。ですから、勝ち組正義主義あるいは思考停止の無気力感が子供に伝染していくのは自然な流れです。
最近の社会が抱える問題・・活力の低下、生産力の減退、安全管理の崩壊、治安の悪化、少子化、道徳の崩壊、セレブ崇拝、格差の拡大こうした問題は、日本社会が、サラリーマン社会だから本質的に抱えてしまう宿命なのです。給与所得者が持つストレスが、日本社会全体のストレスになってしまうわけです。
そんなストレスとおさらばして、もしあなたが農業をはじめたら?
そのこと自体が、日本社会全体のストレスをほんのちょっとだけ減らし、微力ながら日本を良い方向に持っていくことができるかもしれない・・・そんな理屈が成り立つのです。
そういう意味で、多くの人が脱サラ農家を目指せば、日本はストレス社会から解放される・・・・・ 低所得なりゆき農家でいいから、農家になって子育てすれば、ちょっとずつ日本はよくなるかもしれない・・・・・なんて、思いませんか(笑)?
※この稿では、「サラリーマン」という言葉を給与所得者という意味で使います(会社員だけでなく、バイトや公務員も含みます)
日本はサラリーマン社会です。なんと日本の仕事の85%が、サラリーマン(雇用されている者)という就業形態です。生活のために、時間で雇われて、仕事を貰い、その仕事をこなし、給料を貰って生活する。そんな給与所得者がな〜んと85%(厚生労働省平成18年版 労働経済の分析より)です。
日本人は、子供の時から、より良いサラリーマンになることこそが人生だと洗脳(笑)されてます。旧市街のアーケードや川辺りの町工場はみなシャッターをおろし、農業は衰退していますので、自営業なんて絶対もうだめだから、学歴を身につけて良いところに勤めなさい・・・それが人生の王道だと、みな信じています。新規就農なんていうと、邪道だ、ドロップアウトだ、かっこいい、うらやましい、アホだ・・・などなど特別視されます。
サラリーマン=王道という考え自体、作られたシステムのひとつで、それが人間の真実でも人間の価値でも何でも無いですよね。同じように、脱サラ農業こそが真実の生き方だ!なんてこともないわけです。だから、新規就農を特別扱いするのはヘンです。サラリーマンも新規就農も、選択肢としては、同列に並んでないといけないんです。でも、そうは言っても、「多数は正義」が最大のポリシーの日本社会ですから、やはり仕事といえば、サラリーマンです。85%です。日本社会=サラリーマン社会と言ってもいいわけです。
ではここで、日本サラリーマン社会と、やる気について、軽く考察してみます。
私のこれまでのバイトや給与所得経験から思ったことですが、日本のサラリーマン社会では、「やる気が発揮できる職場」と「やる気が発揮できない職場」の二極化が進んでいるような感じがあります。
「やる気が発揮できる職場」は、社員ひとりひとりの個性や人格が尊重されていて、個人の工夫や発想や努力を組織が吸い上げて、それを組織全体の改善に活かす仕組みが出来ています。いわゆる成果主義がうまくいっている職場です。
もし、その組織がビジネスの軌道にのれば、社員個人のやる気がますます組織の活性につながり、会社や部門全体の業績がアップし、最終的には、社員への報酬として還元されます。
こうした職場では「やる気があること」が組織内の円滑な人間関係を築く前提となっていて、もし、与えられた仕事が自分の能力や性格とズレていてやる気が発揮できないと、大きく組織から疎外されることになります。個人のやる気とやる気が常にぶつかりあい切磋琢磨されている雰囲気は極めてストレスフルでもあります。やる気レースの上位を制すればいいですが、下位にいるものは深い敗北感と屈辱感を味合わなければなりません。
「やる気の発揮できない職場」では、個人がやる気を出すと、組織のバランスが崩れてしまい、業務の流れが逆に滞ったり、触れてはいけない問題が明るみになったりします。個人は、組織の歯車として、一定の与えられた役割を果たすことを求められます。これを仕事と割り切ってしまえば給与は保証されますので、ささやかな生活を守るためには、自分の「やる気」にある程度フタをしてしまうことが非常に大切です。
それが、「大人」と呼ばれるもので、波風立てるのはやめましょうという暗黙の了解があるわけです。仕事はただ自分の時間を売るだけになり、ものを深く考えない思考停止の技術が身に付きます。思考停止しても、本能的に「やる気」はくすぶりますので、ささやかなやる気は職場以外の趣味の世界でぶつけたり、退職するまでやる気を貯蓄しておいたりとなります。
いずれのサラリーマン環境も、私は、決して否定しているわけではありません。社会の中で必要な仕事を、こなしていくための仕組みですから。
でもサラリーマン社会が抱える、この二つのタイプのやる気に関するストレスが、日本社会全体のストレスになっていることも、否めないと思います。
「やる気重視系職場」の、競争意識と、勝てば正義になる風潮
「やる気なし系職場」の、思考停止と、出る杭は打たれる風潮
こうした、個人とやる気と社会の間に生じるストレスが、日本社会の隅々に浸透しています。日本人の8割以上が、これらのストレスにまみれて毎日を送り、このストレスの上に家庭を築き子供を育ててます。ですから、勝ち組正義主義あるいは思考停止の無気力感が子供に伝染していくのは自然な流れです。
最近の社会が抱える問題・・活力の低下、生産力の減退、安全管理の崩壊、治安の悪化、少子化、道徳の崩壊、セレブ崇拝、格差の拡大こうした問題は、日本社会が、サラリーマン社会だから本質的に抱えてしまう宿命なのです。給与所得者が持つストレスが、日本社会全体のストレスになってしまうわけです。
そんなストレスとおさらばして、もしあなたが農業をはじめたら?
そのこと自体が、日本社会全体のストレスをほんのちょっとだけ減らし、微力ながら日本を良い方向に持っていくことができるかもしれない・・・そんな理屈が成り立つのです。
そういう意味で、多くの人が脱サラ農家を目指せば、日本はストレス社会から解放される・・・・・ 低所得なりゆき農家でいいから、農家になって子育てすれば、ちょっとずつ日本はよくなるかもしれない・・・・・なんて、思いませんか(笑)?
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農業現場で使われる用語/田舎暮しのキーワードなどの解説集。地域性などもあるので、あくまで筆者の独断と偏見に満ちた私家版です。ぼちぼち構築中です。
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