農家になるには? 農業で田舎暮らしを満喫するには? 無計画な田舎暮らしはじめて農業経営10年目、なりゆき農家の筆者が語る、日本の田舎と農村の、夢と現実。失敗しない新規就農、成功する田舎暮らしのコツ。兼業農家からアグリビジネスまで。 |
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[新規就農概論] 脱サラ農家のヤル気操作法
[2025/01/22] [PR]
[2007/04/26] 就農蜜月の終わりとどう向き合うか
[2007/04/26] やる気曲線のイメージ類型(1)
[2007/04/26] やる気曲線のイメージ類型(2)
[2007/04/26] 就農蜜月の終わりとどう向き合うか
[2007/04/26] やる気曲線のイメージ類型(1)
[2007/04/26] やる気曲線のイメージ類型(2)
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「サラリーマン社会のやる気ストレス」からつづき
「過度のやる気主義」あるいは「やる気禁止主義」そんな、ストレスから解放され、自分の裁量で自由にやる気を発揮できる仕事として、農業を始めてみませんか?
ほんとに農業の自由って、素晴らしいです。
日の出から日没まで精一杯働いて、でも疲れたら休みたい時に休み、バカみたいに毎日スーツに身を固めたり化粧したりしなくていいし、気が向かなきゃ人としゃべらなくても良いし、しゃべりたければ年寄りと半日井戸端会議すればいいし、誰の目も気にせず自然の中でのびのびとやる気を発揮して・・・・
ところが、気がつくと、やる気を出しても出しても、農協の口座の数字が増えていかないのは何故???
Q:「サラリーマンやめて、失敗したかなぁ」と思ったことが、一度でもある?(正直に答えてくださいネ)
このように質問されたら、就農3年後以上経過している脱サラ就農者のほとんど、が「はい」と答えてしまうでしょう(爆)
統計をとったわけではありませんが、少なくとも私はもちろん私の周囲の脱サラ農家は、そういう感じです。ストレスと引き換えにだとしても、決められた給料を貰い、安定した生活を送ることは、ほんとにスゴイとことです。脱サラ農家ですら、一度はサラリーマンに憧れるわけです(爆)それくらいサラリーマン社会というのはよくできた仕組みなのです。
さて、脱サラ農家が、サラリーマン時代を懐かしむようになる頃には、農業へのやる気やモチベーションが営農開始時の、120%から90%ぐらいに落ちていると思います。
それは、ナチュラルなやる気で何でも上手くいった就農蜜月時代が終わりを告げ、次ぎのステージに入っていることを、意味しています。
サラリーマン社会を懐かしく思う最大の理由は、もちろん、収入の安定性の話なのですが、蜜月時代が終わり、やる気とモチベーションがちょっと落ちるのは、実は、あることに気づくからです。それは農業だからといって、おさらばしたはずのサラリーマン社会のストレスと無縁ではないということです。
作物の出来不出来や農業の失敗については、自分の行動の結果だし、不可思議な自然のことなので、それにはあんまりストレスは感じないかもしれません。
新規就農して数年すると、むしろ、自分の経営の農村社会での位置づけみたいなことが少なからず出てくるので、そこがまずストレスの発生源になります。農業も経済社会の中のひとつの行動ですから、当然いろいろあるわです。
たとえば、自分の経営を守るためには、周囲の農家を押しのけて勝ち組正義の理屈を振りかざす必要があるとか、同じ生産組合の中のやる気の無い農家が(思いたくなくても)アホに思えてしまうとか、役場の人に規模拡大して認定農家になるようプレッシャーをかけられるとか、そんな「やる気重視」で生じるストレス。あるいは、思考停止して暖簾に腕押しのような農協とか、出る杭は打つ風潮を頑に守る農村社会の「やる気禁止」で生じるストレスとか・・・・。
やる気を出してても、やる気を出さなくても、サラリーマンでも自営でも、結局、どかこで摩擦は生じるのです。社会ですから、当然なんですけど。
このように、就農蜜月が終わり次ぎのステージに入る段階で、農業に対してストレスを感じたり、モチベーションが低下する時が訪れます。
就農蜜月時代が終わった時、どうやって、自分と向き合っていけばいいか? 気持ちのコントロールが必要になってくるのです。
やる気まんまんの新規就農希望者にはピンと来ない話かもしれませんが、予め知っておいたほうが、いいことだと思いますので、フーンそんなもんかねぇ、と言う感じでいいので、頭のスミに置いておいてくださいネ。
就農蜜月時代が終り、農業にもストレスがたくさんあったことを直視した時、まず気をつけなくてはいけないのは、「自分を責めない」ということです。
ストレスから逃れるためにはじめた農業なのにストレスを感じてしまう自己矛盾とか、自分の計画が甘かったという自己否定とかをしてしまいがちです。地元の農村社会を巻き込んで鳴りもの入りで新規就農したのに今更モチベーションが下がるなんて申し訳ないとか、脱サラまでしてはじめた農業にちょっとでもマイナスイメージを持ってしまうことは、自分で許せない!
脱サラで新規就農をするような人は、多かれ少なかれ、理想や思い入れやイデオロギーやポリシーを持っているので、ここが頑張り時だとばかりに、農業や田舎暮しから受けるストレスを無視したり、田舎にはストレスが存在しないはずだ!と自分に言い聞かせてしまいます。
農業や田舎暮しなのに、ストレスを感じるなんて、都会の人に申し訳ない。せっかく、脱サラしてるんだから、がんばらないと。やる気さえあれば、なんだって乗り切れる! その決意で農業をはじめたんじゃないのか? おいオレ! 今更なにを言うんだ! みたいな、マインドコントロールをしてしまいがちです。
しかし、確実に根っこを張るようなストレスがあることや、モチベーションの低下やヤル気喪失の事実にフタをしてはいけません。そのへんの自己矛盾を、素直に見つめなくてはいけません。
そうでなくても、農業は、常日頃アブナイ橋を渡っています。
農業は自然に裏切られることが多いと書きました。それは突然やってきます。そんな時は、どうしようもない無力感に襲われ、次ぎの瞬間、来月からどうやって生活しようと言う経済問題に直結します。それをきっかけに、悪いことばかり考え出すと、すべてが不安になってきます。
前向きに考えられなくなったとたんに、常に「黒ひげ危機一発」のようなストレスの連続状態におかれるのが、農業経営というものです。もし、なんかの拍子で、農業経営に対して悲観的な精神傾向になってしまった時、次々とやってくるストレスを、やる気でもって強引にカバーしようとすると「黒ひげ危機一発」が始まってしまいます。「黒ひげ」のゲームに参加している以上、いつかは、ドカンと飛び出してしまいます。
自分で選んだ道だからという気概はわかりますが、農業を過度に目的化したり、自分的に神格化したり、農業をやることを正当化するあまりヤル気と根性を押し通すと、「黒ひげ」が飛び出した時に、文字通り農業に殉職することになりかねませんので、注意しましょうネ。
「過度のやる気主義」あるいは「やる気禁止主義」そんな、ストレスから解放され、自分の裁量で自由にやる気を発揮できる仕事として、農業を始めてみませんか?
ほんとに農業の自由って、素晴らしいです。
日の出から日没まで精一杯働いて、でも疲れたら休みたい時に休み、バカみたいに毎日スーツに身を固めたり化粧したりしなくていいし、気が向かなきゃ人としゃべらなくても良いし、しゃべりたければ年寄りと半日井戸端会議すればいいし、誰の目も気にせず自然の中でのびのびとやる気を発揮して・・・・
ところが、気がつくと、やる気を出しても出しても、農協の口座の数字が増えていかないのは何故???
Q:「サラリーマンやめて、失敗したかなぁ」と思ったことが、一度でもある?(正直に答えてくださいネ)
このように質問されたら、就農3年後以上経過している脱サラ就農者のほとんど、が「はい」と答えてしまうでしょう(爆)
統計をとったわけではありませんが、少なくとも私はもちろん私の周囲の脱サラ農家は、そういう感じです。ストレスと引き換えにだとしても、決められた給料を貰い、安定した生活を送ることは、ほんとにスゴイとことです。脱サラ農家ですら、一度はサラリーマンに憧れるわけです(爆)それくらいサラリーマン社会というのはよくできた仕組みなのです。
さて、脱サラ農家が、サラリーマン時代を懐かしむようになる頃には、農業へのやる気やモチベーションが営農開始時の、120%から90%ぐらいに落ちていると思います。
それは、ナチュラルなやる気で何でも上手くいった就農蜜月時代が終わりを告げ、次ぎのステージに入っていることを、意味しています。
サラリーマン社会を懐かしく思う最大の理由は、もちろん、収入の安定性の話なのですが、蜜月時代が終わり、やる気とモチベーションがちょっと落ちるのは、実は、あることに気づくからです。それは農業だからといって、おさらばしたはずのサラリーマン社会のストレスと無縁ではないということです。
作物の出来不出来や農業の失敗については、自分の行動の結果だし、不可思議な自然のことなので、それにはあんまりストレスは感じないかもしれません。
新規就農して数年すると、むしろ、自分の経営の農村社会での位置づけみたいなことが少なからず出てくるので、そこがまずストレスの発生源になります。農業も経済社会の中のひとつの行動ですから、当然いろいろあるわです。
たとえば、自分の経営を守るためには、周囲の農家を押しのけて勝ち組正義の理屈を振りかざす必要があるとか、同じ生産組合の中のやる気の無い農家が(思いたくなくても)アホに思えてしまうとか、役場の人に規模拡大して認定農家になるようプレッシャーをかけられるとか、そんな「やる気重視」で生じるストレス。あるいは、思考停止して暖簾に腕押しのような農協とか、出る杭は打つ風潮を頑に守る農村社会の「やる気禁止」で生じるストレスとか・・・・。
やる気を出してても、やる気を出さなくても、サラリーマンでも自営でも、結局、どかこで摩擦は生じるのです。社会ですから、当然なんですけど。
このように、就農蜜月が終わり次ぎのステージに入る段階で、農業に対してストレスを感じたり、モチベーションが低下する時が訪れます。
就農蜜月時代が終わった時、どうやって、自分と向き合っていけばいいか? 気持ちのコントロールが必要になってくるのです。
やる気まんまんの新規就農希望者にはピンと来ない話かもしれませんが、予め知っておいたほうが、いいことだと思いますので、フーンそんなもんかねぇ、と言う感じでいいので、頭のスミに置いておいてくださいネ。
就農蜜月時代が終り、農業にもストレスがたくさんあったことを直視した時、まず気をつけなくてはいけないのは、「自分を責めない」ということです。
ストレスから逃れるためにはじめた農業なのにストレスを感じてしまう自己矛盾とか、自分の計画が甘かったという自己否定とかをしてしまいがちです。地元の農村社会を巻き込んで鳴りもの入りで新規就農したのに今更モチベーションが下がるなんて申し訳ないとか、脱サラまでしてはじめた農業にちょっとでもマイナスイメージを持ってしまうことは、自分で許せない!
脱サラで新規就農をするような人は、多かれ少なかれ、理想や思い入れやイデオロギーやポリシーを持っているので、ここが頑張り時だとばかりに、農業や田舎暮しから受けるストレスを無視したり、田舎にはストレスが存在しないはずだ!と自分に言い聞かせてしまいます。
農業や田舎暮しなのに、ストレスを感じるなんて、都会の人に申し訳ない。せっかく、脱サラしてるんだから、がんばらないと。やる気さえあれば、なんだって乗り切れる! その決意で農業をはじめたんじゃないのか? おいオレ! 今更なにを言うんだ! みたいな、マインドコントロールをしてしまいがちです。
しかし、確実に根っこを張るようなストレスがあることや、モチベーションの低下やヤル気喪失の事実にフタをしてはいけません。そのへんの自己矛盾を、素直に見つめなくてはいけません。
そうでなくても、農業は、常日頃アブナイ橋を渡っています。
農業は自然に裏切られることが多いと書きました。それは突然やってきます。そんな時は、どうしようもない無力感に襲われ、次ぎの瞬間、来月からどうやって生活しようと言う経済問題に直結します。それをきっかけに、悪いことばかり考え出すと、すべてが不安になってきます。
前向きに考えられなくなったとたんに、常に「黒ひげ危機一発」のようなストレスの連続状態におかれるのが、農業経営というものです。もし、なんかの拍子で、農業経営に対して悲観的な精神傾向になってしまった時、次々とやってくるストレスを、やる気でもって強引にカバーしようとすると「黒ひげ危機一発」が始まってしまいます。「黒ひげ」のゲームに参加している以上、いつかは、ドカンと飛び出してしまいます。
自分で選んだ道だからという気概はわかりますが、農業を過度に目的化したり、自分的に神格化したり、農業をやることを正当化するあまりヤル気と根性を押し通すと、「黒ひげ」が飛び出した時に、文字通り農業に殉職することになりかねませんので、注意しましょうネ。
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「就農蜜月の終わりとどう向き合うか」からつづき
新規就農蜜月時代に、ほっといても、次々ムクムクと湧き出る、フレッシュなやる気・・・・これは、自然なやる気ですので、思う存分発揮して、このチャンスを逃さずに、効率よくパワフルに動いて、確実に経営基盤を築き上げてください。
やがて就農蜜月時代が終わり、農業の中でストレスを感じはじめた時に、さて、どうするか?です。
なりゆき農家であれば、ストレスを感じないように手抜きをはじめることが必要でしょう。アグリビジネスマンであれば、ストレスを払拭するだけの売上げアップを次々達成していくために、次々とビジネス展開を広げていかなくてはなりません。
いずれにせよ、蜜月時代が終わってからは、やる気そのものを、積極的にコントロールしていく必要があります。何がなんでも、やる気ではありません。やる気を出さないことも、長い目で営農を維持していくために、必要になることもあるでしょう。
とにかく、やる気やモチベーションのレベルを調整することで、ストレスができるだけかからないようにしましょう。
重要なのは、蜜月時期が終わった後は、やる気やモチベーションは、自然に湧いてくるものでもなく、湧いてくるままに任せればいいものでもなく、自分自身でコントロールしなければならない、そういう考え方を持つことです。
コントロールするためには、まず、自分の気持ちを、ある程度客観的に見つめることが必要です。そうすることで、自分のほんとうに感じているストレスを見つけることができます。自分の気持ちに素直になった上で、自分のやる気度を何%にすればいいか、ストレスとの兼合いをみながら調整する必要があるのです。
ここで、新規就農者の、農業経営の時間経過と、それに伴う、やる気と実績の変化について、いくつかのモデルを作って、考察してみましょう。
このモデルは、あくまでイメージですが、「やる気」に関するいくつかのモデルをイメージすることで、やる気をコントロールすることの必要性を感じてほしいと思います。
やる気をコントロールすることは、自由の象徴です。
サラリーマン時代は上司や会社に握られていたあなたのやる気コントローラーを、あなた自身の手にゆだねることができるのです。せっかく、自分の気持ちを売り渡さなくていいわけですから、できるだけ気持ち的に無理をせずに農業経営ができるように、マインドコントロールをしていきましょう。
グラフの見方の説明です。
グラフの緑線が農業の実績です。新規就農者の場合は、ゼロからはじまって、蜜月時代に一気にある程度の実績を積み上げてしまうことが必要です。蜜月時代の赤線のやる気は、高レベルを維持しています。
蜜月時代が終わると(終わりを示すのが黄色の縦線です)、いろいろなストレスが出てきてやる気が少し落ちます。蜜月時代には、潜伏していた様々な問題が露呈しはじめますので、若干実績も下がります。それでも、やる気は中の高レベルを維持していて、そのやる気にひっぱられて、実績が中くらいで安定してきます。
これは、中所得なりゆき農家のパターンです。以前に、なりゆき農家はみな低所得のように書きましたが、ごく稀に、中所得なりゆき農家が存在できる産地環境や作物があります。もし、あなたが、運良くそういうとこころで就農できれば、中所得なりゆき農家になれるわけです。よっぽど運が良ければの話ですけどね。
ただ、そこそこの安定の裏側には、マンネリ化が潜んでいます。マンネリ化で気が緩むと大きな失敗を引き起こします。
マンネリ化は、毎日毎年の仕事がパターン化してくること、実績が横ばいで、将来的に悪くはなっても良くなることは無いという不透明化感などのストレスを生じます。
「マンネリが嫌で脱サラしてはじめた農業でマンネリだなんてあり得ない」と蓋をしてはいけません。農業は、軌道にのればのるほど、マンネリ化してくるものです。
マンネリだっていいじゃないか! と開き直ることです。
マンネリを感じるということは、余裕が出ていることですから、さらなる実績アップを目指して、次ぎの投資をしてモチベーションを高めるとか、農業は仕事としてソコソコにとどめておいて、ちょっとした余裕のぶんは田舎暮しを楽しむとかしましょう。
新規就農蜜月時代に、ほっといても、次々ムクムクと湧き出る、フレッシュなやる気・・・・これは、自然なやる気ですので、思う存分発揮して、このチャンスを逃さずに、効率よくパワフルに動いて、確実に経営基盤を築き上げてください。
やがて就農蜜月時代が終わり、農業の中でストレスを感じはじめた時に、さて、どうするか?です。
なりゆき農家であれば、ストレスを感じないように手抜きをはじめることが必要でしょう。アグリビジネスマンであれば、ストレスを払拭するだけの売上げアップを次々達成していくために、次々とビジネス展開を広げていかなくてはなりません。
いずれにせよ、蜜月時代が終わってからは、やる気そのものを、積極的にコントロールしていく必要があります。何がなんでも、やる気ではありません。やる気を出さないことも、長い目で営農を維持していくために、必要になることもあるでしょう。
とにかく、やる気やモチベーションのレベルを調整することで、ストレスができるだけかからないようにしましょう。
重要なのは、蜜月時期が終わった後は、やる気やモチベーションは、自然に湧いてくるものでもなく、湧いてくるままに任せればいいものでもなく、自分自身でコントロールしなければならない、そういう考え方を持つことです。
コントロールするためには、まず、自分の気持ちを、ある程度客観的に見つめることが必要です。そうすることで、自分のほんとうに感じているストレスを見つけることができます。自分の気持ちに素直になった上で、自分のやる気度を何%にすればいいか、ストレスとの兼合いをみながら調整する必要があるのです。
ここで、新規就農者の、農業経営の時間経過と、それに伴う、やる気と実績の変化について、いくつかのモデルを作って、考察してみましょう。
このモデルは、あくまでイメージですが、「やる気」に関するいくつかのモデルをイメージすることで、やる気をコントロールすることの必要性を感じてほしいと思います。
やる気をコントロールすることは、自由の象徴です。
サラリーマン時代は上司や会社に握られていたあなたのやる気コントローラーを、あなた自身の手にゆだねることができるのです。せっかく、自分の気持ちを売り渡さなくていいわけですから、できるだけ気持ち的に無理をせずに農業経営ができるように、マインドコントロールをしていきましょう。
◯そこそこマインド
グラフの見方の説明です。
グラフの緑線が農業の実績です。新規就農者の場合は、ゼロからはじまって、蜜月時代に一気にある程度の実績を積み上げてしまうことが必要です。蜜月時代の赤線のやる気は、高レベルを維持しています。
蜜月時代が終わると(終わりを示すのが黄色の縦線です)、いろいろなストレスが出てきてやる気が少し落ちます。蜜月時代には、潜伏していた様々な問題が露呈しはじめますので、若干実績も下がります。それでも、やる気は中の高レベルを維持していて、そのやる気にひっぱられて、実績が中くらいで安定してきます。
これは、中所得なりゆき農家のパターンです。以前に、なりゆき農家はみな低所得のように書きましたが、ごく稀に、中所得なりゆき農家が存在できる産地環境や作物があります。もし、あなたが、運良くそういうとこころで就農できれば、中所得なりゆき農家になれるわけです。よっぽど運が良ければの話ですけどね。
ただ、そこそこの安定の裏側には、マンネリ化が潜んでいます。マンネリ化で気が緩むと大きな失敗を引き起こします。
マンネリ化は、毎日毎年の仕事がパターン化してくること、実績が横ばいで、将来的に悪くはなっても良くなることは無いという不透明化感などのストレスを生じます。
「マンネリが嫌で脱サラしてはじめた農業でマンネリだなんてあり得ない」と蓋をしてはいけません。農業は、軌道にのればのるほど、マンネリ化してくるものです。
マンネリだっていいじゃないか! と開き直ることです。
マンネリを感じるということは、余裕が出ていることですから、さらなる実績アップを目指して、次ぎの投資をしてモチベーションを高めるとか、農業は仕事としてソコソコにとどめておいて、ちょっとした余裕のぶんは田舎暮しを楽しむとかしましょう。
「やる気曲線のイメージ類型(1)」からつづき
次ぎに、低所得なりゆき農家とアグリビジネスマンのやる気曲線を見てましょう。
一目瞭然ですが、やる気のもっていき方が、全然違いますよね。
この違いを見てわかるように、自分がやりたい経営のポリシーをはっきりさせて、それに合わせて、やる気をコントロールしていくことは、とても大事なのです。そのへんの整理をつけないで、「とりあえず農業ならなんでも」とテキトーに考えておくと、マインドの持ってき方が混乱して、後々難しい問題がおきてしまいます。
ですから、「農業やりたい!」って気持ちを、自分なりにもう一歩突っ込んで分析して、どういうマインドで農業をやっていきたいか? それを就農計画の段階で、はっきりさせておきましょうネ。
どうせ、ギリギリなので、あまりやる気を発揮しないことです。
やる気を出すと、低所得低モチベーションに甘んじている自分を否定することになるので、わざとやる気レベルを落します。
やる気曲線が、実績曲線を下回ると、たいしてやる気がないのに、そこそこ儲け感が生まれます。
この状況が嫌になったら、再び上昇コースを目指せばいいでしょう。やる気がなければ、ちょっと休んで、またいつでも攻めの展開が始められる・・・そういうふうに、自分の将来は自分で決められるのが、農業の良いところです。
販売額の大小に関わらず、ビジネス発想の農業経営では、「やる気がやる気をうむ」スパイラルを、意図的に仕掛けておかなくてはいけません。
実績は、常に右肩上がりで停滞しないようにしなければいけませんし、中長期的にはやる気を出し続けなければなりません。そのためには、無理するやる気ではなく、顧客との関係の中で自然にやる気が次々出てくるような、そんなビジネスシステムを作る必要があるでしょう。やる気と実績のスパイラルを休み無く続けられるシステムを、ビジネス戦略の中に練り込んでおくことが肝心なのです。
次ぎに、低所得なりゆき農家とアグリビジネスマンのやる気曲線を見てましょう。
一目瞭然ですが、やる気のもっていき方が、全然違いますよね。
この違いを見てわかるように、自分がやりたい経営のポリシーをはっきりさせて、それに合わせて、やる気をコントロールしていくことは、とても大事なのです。そのへんの整理をつけないで、「とりあえず農業ならなんでも」とテキトーに考えておくと、マインドの持ってき方が混乱して、後々難しい問題がおきてしまいます。
ですから、「農業やりたい!」って気持ちを、自分なりにもう一歩突っ込んで分析して、どういうマインドで農業をやっていきたいか? それを就農計画の段階で、はっきりさせておきましょうネ。
低所得なりゆきマインド
就農蜜月時代に、ミラクルなやる気で、ある程度の基盤を完成することにイマイチ失敗すると、あとは、ギリギリのところで安定することができると思います。どうせ、ギリギリなので、あまりやる気を発揮しないことです。
やる気を出すと、低所得低モチベーションに甘んじている自分を否定することになるので、わざとやる気レベルを落します。
やる気曲線が、実績曲線を下回ると、たいしてやる気がないのに、そこそこ儲け感が生まれます。
この状況が嫌になったら、再び上昇コースを目指せばいいでしょう。やる気がなければ、ちょっと休んで、またいつでも攻めの展開が始められる・・・そういうふうに、自分の将来は自分で決められるのが、農業の良いところです。
アグリビジネス・マインド
ビジネスの場合、常に業績を右肩上がりにキープすることが必要です。ビジネスですので、売上げアップこそが、やる気のもとであり、売上げが上がれば上がるほどストレスが減りヤル気がおきるようなマインドをもたなくてはなりません。やる気が営業に結びついて、営業実績が次ぎの投資を産み、さらにやる気が出る。そういうスパイラルな感じで、右肩上がりになっていく必要があります。販売額の大小に関わらず、ビジネス発想の農業経営では、「やる気がやる気をうむ」スパイラルを、意図的に仕掛けておかなくてはいけません。
実績は、常に右肩上がりで停滞しないようにしなければいけませんし、中長期的にはやる気を出し続けなければなりません。そのためには、無理するやる気ではなく、顧客との関係の中で自然にやる気が次々出てくるような、そんなビジネスシステムを作る必要があるでしょう。やる気と実績のスパイラルを休み無く続けられるシステムを、ビジネス戦略の中に練り込んでおくことが肝心なのです。
コ ン テ ン ツ
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1反(たん)
=300坪
=10アール(10a)
=10メートル×100メートル
=1000平米
1町(ちょう)
=10反
=1ヘクタール(1ha)
=100メートル×100メートル四方
私家版 農業田舎事典
農業現場で使われる用語/田舎暮しのキーワードなどの解説集。地域性などもあるので、あくまで筆者の独断と偏見に満ちた私家版です。ぼちぼち構築中です。
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